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神社とスピリチュアル


by さくら姫
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引き揚げ者

20154年6月22日(月)20:11

私の母とその母(祖母)、母の弟は昭和16年位に満州から博多へ引き揚げてきました。

母の父である、医者であった祖父が亡くなったからでした。

昭和の田舎の医者は、今と違い患者を診察してもお金なんかもらえません。

良くて米、野菜、それさえ払えない貧しい人々ばかりでした。

そんな時代の中、親戚から話がありました。『軍隊の軍医として働けば、待遇が良い』と

かくして、妻と幼い子供を連れて満州へ向かう軍医として大陸へ旅立ちました。

あの、細菌部隊ではありません。

そうして、大陸で風土病に掛り、砂漠の様な所で火葬して、小さな小舟でやっと博多の港に着きました。

戦局がひどくなる前でした。それは、不幸中の幸いでした。

短い間に凄い経験をしたせいでしょうか、末っ子でおっとりとした祖母(母の母)は、

わずか28歳で亡くなりました。無理をしたのと、色々な事が重なって

そして、日本で生まれた赤ちゃんと、幼い子供の3人の子供は孤児になってしまいました。

今日、書きたかったのは、その事でなく いつも見るあるブログを読んで、すぐに思い出した事。

2014年5月22日の、このブログの『栃木県那須  千振』での記事

そして、2012年9月19日の、同じくこのブログの『開拓者たち』

いずれも、引き揚げの悲惨な事です。

そして、中島 みゆきさんの『荒野より』を聞いていて同調したのか

亡くなった方達のメッセージを聞いた事でした。

『引き揚げの方達からの必死の訴え』

『どうかこんな悲惨な経験をするのは、私達で最後にして、皆に訴えて、伝えてと』

必死で叫び訴える、亡くなった方達でした。

血反吐を吐くといいますが、文字通り必死の叫びでした。

本当に、痛い目に合わないと、この日本に住む人は、わからないのか。。。。。。

あまりにも、堂々といるからなあ。。。。。

引き揚げ者_e0287115_2037391.jpg

by sakurakodama3 | 2015-06-22 20:39 | Comments(0)