松の精
2015年 06月 07日
2015年6月7日(日)19:24
謡曲『高砂』は、松の精霊が登場する謡曲です。結婚式でも謡われます。
能楽『高砂』について
「高砂」前シテ(老翁)と姥(ツレ)
九州・阿蘇の宮の神主 友成は、ある時都にのぼり、途中有名な播磨(兵庫県)の高砂の浦に立ち寄ります。そこで松の木陰を掃き清める老夫婦に出会った友成が松の由来を尋ねると、不思議なことに老翁は、自分は住吉(大阪府)に住む者だから、詳しいことはこの姥に尋ねるよう勧めます。遠く離れて暮らすという老夫婦の言葉に不審を抱く友成に対して二人は、「古今集」にある「高砂住吉の松も相生のやうに覚え」という文句を引き合いに出して、互いに通いあう心遣いがあれば万里の道も遠くないのだ、と答えます。さらに松の木のめでたい謂われや和歌の功徳を語ると夫婦は「自分たちは高砂・住吉の相生の松の精」だと明かし、住吉に友成をいざなうと、小舟に乗って沖に消え去ります。
老夫婦が神の使いだと気づいた友成は、浦人の船に乗って住吉を目指します<このところで友成の一行が謡うのが上記の「高砂や~」の部分で、この箇所は「待謡(まちうたい)」と呼ばれています>。
さて、樹、木には精霊さんが宿ります。
お正月の門松には、神様が宿る様に。
そして、クリスマスツリーには精霊が宿る様に、いずれも生の木を使います。
そして、実家の松の樹さんは、『○○家の御先祖様の寄り代として』家を見守っています。
見にくいですが、白いオーブがあります。樹の精霊。
もののけ姫に出てくる『木霊(こだま)ちゃんです』
精霊さんは、もの言わぬ見えない存在ですが。
この世では実はとても大事な役割をしています。
水も空気も大地も司る、大事な存在なのです。
謡曲『高砂』は、松の精霊が登場する謡曲です。結婚式でも謡われます。
能楽『高砂』について
「高砂」前シテ(老翁)と姥(ツレ)
九州・阿蘇の宮の神主 友成は、ある時都にのぼり、途中有名な播磨(兵庫県)の高砂の浦に立ち寄ります。そこで松の木陰を掃き清める老夫婦に出会った友成が松の由来を尋ねると、不思議なことに老翁は、自分は住吉(大阪府)に住む者だから、詳しいことはこの姥に尋ねるよう勧めます。遠く離れて暮らすという老夫婦の言葉に不審を抱く友成に対して二人は、「古今集」にある「高砂住吉の松も相生のやうに覚え」という文句を引き合いに出して、互いに通いあう心遣いがあれば万里の道も遠くないのだ、と答えます。さらに松の木のめでたい謂われや和歌の功徳を語ると夫婦は「自分たちは高砂・住吉の相生の松の精」だと明かし、住吉に友成をいざなうと、小舟に乗って沖に消え去ります。
老夫婦が神の使いだと気づいた友成は、浦人の船に乗って住吉を目指します<このところで友成の一行が謡うのが上記の「高砂や~」の部分で、この箇所は「待謡(まちうたい)」と呼ばれています>。
さて、樹、木には精霊さんが宿ります。
お正月の門松には、神様が宿る様に。
そして、クリスマスツリーには精霊が宿る様に、いずれも生の木を使います。
そして、実家の松の樹さんは、『○○家の御先祖様の寄り代として』家を見守っています。
見にくいですが、白いオーブがあります。樹の精霊。
もののけ姫に出てくる『木霊(こだま)ちゃんです』
精霊さんは、もの言わぬ見えない存在ですが。
この世では実はとても大事な役割をしています。
水も空気も大地も司る、大事な存在なのです。
by sakurakodama3
| 2015-06-07 19:39
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